Mock言語 (ロケール)

Apidogは、Faker.jsのロケール機能を通じて、動的なMockデータ生成のために複数の言語をサポートしています。これにより、選択した言語や文化に応じた名前や住所などのローカライズされたデータを生成することができます。

デフォルトのロケール動作

デフォルトでは、fakerの言語はプロジェクトの言語設定に従います。

プロジェクトの言語は、プロジェクト設定 > 基本設定で設定できます。

プロジェクトの言語が、すべての動的値のデフォルトロケールとして使用されます。

fakerのロケールを独立して設定する必要がある場合は、プロジェクト設定 > 機能設定 > Mock設定で設定できます。

この設定により、プロジェクト言語に関係なく、特定のロケールを使用してMockデータを生成することができます。

個々のフィールドに対して、Mock式のlocaleパラメータを使用してロケールを上書きすることもできます。

Mock構文:

{{$person.fullName(locale='ja')}}

例の結果:

田中 太郎

この柔軟性により、必要に応じて同じMockレスポンス内で異なる言語を混在させることができます。

日付や時刻フィールドを生成する際、タイムゾーンを制御することもできます。

プロジェクトレベルのタイムゾーン:
プロジェクト設定 > 機能設定 > Mock設定で、すべての動的日付値のデフォルトタイムゾーンを設定します。これにより、指定されたタイムゾーンを使用してすべての生成された日付/時刻が使用されることが保証されます。

フィールドレベル（式）のタイムゾーン:
動的値の式でtimeZoneパラメータを指定することで、個々の日付または時刻フィールドのタイムゾーンを上書きします。

Mock構文:

{{$date.recent(days=1, timeZone='Asia/Tokyo')}}

例の結果:

2024-06-13T16:48:12+09:00

別のフィールドレベルの例:

{{$date.between(from='2024-01-01', to='2024-12-31', timeZone='Europe/London', format='yyyy-MM-dd HH:mm:ss')}}

例の結果:

2024-03-15 04:26:52

この柔軟性により、Mockレスポンス内で必要な地域やタイムゾーンを正確に反映した日付と時刻データを生成することができます。