Apidogは API ファーストの製品で、すべては API の定義から始まる。API の中で最も重要な要素が API だ。Apidogのメイン画面では、API がディレクトリ形式でグループ化された基本要素として表示される。各 API に対して、「定義の編集」、プレビュー、API 仕様に基づくリクエストの送信、そしてリクエストを API ケースとして保存することができる。この構造は Postman とは大きく異なり、OAS(API 仕様)をベースに拡張した形に近い。つまり、デバッグやリクエストの保存が直接できる API 仕様という考え方だ。Postmanでは、基本要素はリクエストで、リクエストは API 仕様とは本質的に切り離されている。そのため、API 仕様が変更されると、すべてのリクエストとスクリプトを書き直す必要がある。一方、Apidogでは、すべての API ケース(Postmanでいうリクエスト)は API 仕様に基づいている。API 仕様が変更されると、API ケースも自然に変更され、それに基づくすべてのテストシナリオや CI/CD も自動または手動で更新できる。これは開発チームが API を管理・更新する上で非常に便利な仕組みだ。